中国のロボットビジネスと高齢化社会向けビジネス

Katsumi Umezono
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安川電機と中国・美的集団(Midea)の提携

産業用ロボット製造大手の株式会社安川電機(本社:北九州市、2015年3月期売上高(連結)4,002億円)の子会社である安川電機(中国)有限公司は、中国の家電メーカー大手の美的集団と、産業用ロボット・サービスロボット関連事業において提携することで合意しました。2016年3月までに、産業用ロボットの新会社(安川電機が51.0%出資)とリハビリ・介護用装置の新会社(美的が60.1%出資)を、中国南部の広東省仏山市に設立する予定です。robot

中国・美的集団(Midea)、ロボット産業進出

美的集団(Midea Group)は、エアコン、冷蔵庫、電子レンジなどを製造する中国の家電大手で、2014年の売上高は約1400億人民元(約2兆8000億円)です。これまで白物家電などの伝統的家電の製造販売をしてきましたが、安川電機との提携を機に産業用ロボット市場に進出することになります。

背景には、中国の少子高齢化

中国は、今後急速に少子高齢化が進み、リハビリ・介護における病院・介護者の負担が大きくなることが予想されています。また、人件費の高騰から、産業用ロボット・サービスロボットのそれぞれの分野において大きな市場を形成することが見込まれることが、今回の提携の背景にあります。

中国は、「一人っ子政策」の影響もあり、日本以上のスピードで少子高齢化が進みますので、少子高齢化社会ならではのビジネスの展開が期待できそうです。