株式会社アシックスは、2015年1~6月期連結決算を、売上高2216億円(前年同期比113.4%)、営業利益212億円(同108.6%)、純利益145億円(同104.8%)と発表しました。特筆すべきは海外売上で、海外売上高比率は前年同期から3.4ポイント上昇し、74.5%になりました。中でも、東アジアの売上高が飛躍的に伸び、香港で同163%、台湾で同127%となっています。アシックス
スポーツシューズの売上は80%を超え、中でも、ランニングシューズの売り上げ伸び率は、米州で前年同期比118.2%、欧州で同108.9%、オセアニア・東南・南アジアで同124%、東アジアで171.2%、日本で同109.5%となっています。

東アジアのマラソン人口は?

さて、香港を含む東アジアにおけるランニングシューズの売上が著しく伸びていますが、ランニング人口(その代表としてのマラソン人口)は、増えているのでしょうか?
マラソンの国際団体であるAssociation of International Marathons and Distance Racesによる、市民マラソンの完走者数ランキング(2014年)を見ますと、5位に東京マラソン、8位に大阪マラソンなど主要な日本国内のマラソンが入る一方、香港マラソンは24位までに入っていません。(詳しいデータは下記)HK marathon
しかし、英国Guardian紙の記事(ソースは、runrepeat.comのリサーチ)によると、香港や中国でマラソン人口の伸びが著しいことが分かります。(2009年から2014年まで、中国が増加率2位で259.47%増、香港が増加率7位で159.26%増。詳しいデータは下記)

東アジアは、スポーツ人口が伸びる時期に入っている

そもそも、余暇としてスポーツを楽しむのは、生活に余裕が出てきてからです。香港、中国や東南アジアは、まさにスポーツ人口が伸び、スポーツビジネスも伸びていく時期に突入していると言えそうです。

資料:マラソン完走者数(2014年)

1位 ニューヨークシティマラソン(11月2日) 50504人
2位 シカゴマラソン(10月12日)       40801人
3位 パリマラソン(4月6日)         38116人
4位 ロンドンマラソン(4月13日)      35803人
5位 東京マラソン(2月23日)        34121人
6位 ボストンマラソン(4月21日)      31760人
7位 ベルリンマラソン(9月28日)      28999人
8位 大阪マラソン(10月26日)        28092人
9位 ホノルルマラソン(12月14日)      21826人
10位 ロサンゼルスマラソン(3月9日)    21474人

資料:マラソン人口(2009年から2014年への増加率)

1位 ロシア 300.0%
2位 中国 259.47%
3位 フィリピン 211.90%
4位 ギリシャ 183.69%
5位 イスラエル 172.31%
6位 アルゼンチン 161.80%
7位 香港 159.26%
8位 インド 154.78%
9位 ルーマニア 152.78%
10位 シンガポール 134.04%